おススメの1冊:数学ガールの秘密ノート/式とグラフ
みなさん、こんにちは!
私のおススメの1冊を紹介するコーナーです。
今回は結城浩さんの「数学ガールの秘密ノート/式とグラフ」
「僕」とユーリ、テトラ、ミルカという3人の少女が対話を通して数学を探究していく物語です。
なぜ、この本がおススメなのかというと、やはり対話形式というところです。
数学はどちらかと言えば嫌いな人が多い教科ですが、「何をやっているのかわからない」というのも
一つの原因なのかなと思います。
一方通行の説明は、聞いている人によって理解できたり、理解できなかったりします。
参考書なども相性があって、みんなが「あの本がわかりやすい」って言っているとしても
自分にとってはわかりにくい場合もあります。
ユーリとテトラとミルカは三者三様で理解の仕方が異なります。
その3人と「僕」とのやりとりをぜひ楽しんでもらいたいと思います。
その中で自分だったらこう考えるって思えるようになれば最高ですね。
具体的に注目してほしいのは、数学の問題を解く過程で実は2つの世界を行き来している
という話がいろいろ登場するところかな。
この見方は凄く重要だと思います。
あとは第4章の素直な反比例で、ユーリは反比例のグラフをみて、
なぜ比例の反対が反比例なのという疑問を抱きます。
比例と反比例のグラフの形は全く異なるのですが…
私が「なるほど!」と感心した部分でした。
この本は数学が苦手だって思っている人にこそ、読んでもらいたいです。
もちろん得意な人も楽しめると思うので読んでみてください!